横浜市に発達障害・知的障害がある人の住まいの工夫展示コーナーがオープン
社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団が運営する泥亀福祉機器支援センター(最寄り駅:金沢文庫)に発達障害・知的障害がある人の住まいの工夫展示コーナー「カームC.A.L.M」が2025年8月1日にオープンしました。
当社が販売するチェーンブランケットも展示されています。

カームC.A.L.Mについて
「カームC.A.L.M」は発達障害や知的障害のある方々の住環境整備に関する、国内初の総合的な情報提供の場として開設されたそうです。防音マット、安全対策用の鍵、感覚特性に配慮したグッズ(イヤーマフやチェーンブランケットなど)、住宅改修のビフォー・アフター写真パネル、関連書籍などが展示されています。実際に見て、触れて、体験することができ、建築の専門家に相談することもできるそうです。
愛称の「カーム」は、Calm(落ち着いた環境)という言葉自体が、発達障害や知的障害のある人々にとって重要な安心感や安定感のある住環境を象徴し、Comprehensive(包括的な)、Accessible(アクセスしやすい)、Living(住環境)、Modifications(改修)の頭文字を取った略称として、落ち着ける、安全な、適応しやすい住環境整備を実現する取組を表現しているそうです。



ベッドで横になってチェーンブランケットを体験
チェーンブランケットのシングルサイズは4kg・6kg・8kg・10kg・12kg・14kgとラインナップしており、感覚的な不安の程度が大きい人ほど重いものを使用する傾向があります。ラインナップの中でも、初めて使う人でも親しみやすい重さで、落ち着くことが難しいときにカームダウンとしても使える8kgを展示しています。「カームC.A.L.M」に隣接するスペースにはベッドも設置されており、そこで横になってチェーンブランケットを体験できます。実際に寝てみることで来場者の方がご自身のニーズに合っているのか使用感を確認できます。ベッドは介護用になりますが、介護を必要としない方もお試しできます。

チェーンブランケットについて
チェーンブランケットは精神・発達障害があって多動・衝動性と睡眠で悩んでいる人のためにスウェーデンで開発されました。内蔵されたチェーンが体に沿ってボディイメージを手助けすることで安心感がある独特の使用感が生まれています。洗濯機で丸洗いも可能なためお手入れも簡単です。チェーンブランケットが登場する前から欧米を中心として自閉スペクトラム症があって落ち着くことが難しい方のために重いブランケット(ウェイトブランケット)が使われてきました。しかし、重みが偏ったり、洗濯機で洗えなかったり課題がありました。チェーンブランケットはそれらの課題をクリアしています。

カームC.A.L.Mへの行き方
「カームC.A.L.M」のある泥亀福祉機器支援センターは、京浜急行の金沢文庫駅から徒歩8分です。
泥亀福祉機器支援センターは、いきいきセンター金沢の中にあります。


